介護現場におけるICTの利用促進
厚生労働省老健局認知症施策・地域介護推進課 秋山 仁
1 はじめに
日本の人口は減少を続けている中、高齢化の傾向が高まっています。さらに、介護ニーズの急増と多様化に対応することを求められており、介護人材の確保が喫緊の課題であると考えています。このような状況であっても、介護の質を確保し、向上させ、介護現場が地域における安心の担い手としての役割を果たせるよう、いわゆる介護現場における生産性向上の取組みが重要です。
一方、ICTの活用については、従来の紙媒体での情報のやりとりを見直し、ICTを介護現場のインフラとして積極的に導入していく動きがあります。介護分野のICT化は、文書の作成時間の効率化等の業務負担軽減や、質の高いケアのために有効なツールとなってきています。
ここで、ICTの利用を促すための取組みについて紹介したいと思います。 介護保険制度が誕生して20年が経過しました。医療、年金に次ぐ第3の社会保険として国民の間へと着実に浸透した一方、その運営をめぐっては多くの課題が山積しています。
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