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2020.09.25 議員活動

第1回 地方自治体における広報と広聴の現状 ──自治体コミュニケーションが地域運営を強くする

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3 科目「公共コミュニケーション」の概要

 専門職大学院大学ですから、学んだことが活用できなくてはいけません。そこで実学志向となっています。同科目では、公共コミュニケーションの背景や具体的事例の紹介などを講義してきました。講義は8回あり、前半は筆者の講義を中心としたインプットを進め ました。後半はインプットを土台に履修生がアウトプットの構築に取り組みました。アウトプットは、公共コミュニケーションを進化・深化させる手法を提言してもらいました。なお、アウトプットの過程で、筆者は履修生を巻き込んでディスカッションをしています。その過程で、新たな知見が発生したりします。
 同科目は最終的に履修生に提言してもらいました。提言するに当たり、具体的な地方自治体があった方が、より実学志向となります。そこで今年度は、北上市(岩手県)をフィールドとしました。北上市より「『市長と話そうまち育てタウンミーティング』の新たな方法」という課題をいただき、履修生は研さんに努め、取り組んできました。最終日には、履修生が北上市に対しオンラインで政策提言をしました(写真1・2)。
牧瀬先生1-3-1牧瀬先生1-3-2
 本稿は今回だけで終了するのではなく、連載となります。次回以降では、履修生が北上市に提言した内容に加え、岩手県市町村の広報・広聴の整理や、広報・広聴を分析する視点や技法などを紹介します。いずれの内容も、地方議員が政策立案や行政監視を進める上 で貢献すると考えています。

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