2019.08.27 政策研究
成年後見制度の現状及びその利用促進─中核機関の整備等─
4 今後の工程(2021年度まで)
国は成年後見制度の利用の促進のための工程表を作り、現在、その取組を行っています。その概要は、次のとおりです(図表参照)。
■制度の周知
■市町村計画の策定
■利用者がメリットを実感できる制度の運用
・適切な後見人等の選任のための検討の促進。
・診断書の在り方等の検討。
・高齢者と障害者の特性に応じた意思決定支援の在り方についての指針の策定等の検討、成果の共有。
■地域連携ネットワークづくり
・市町村による中核機関の設置。
・地域連携ネットワークの整備に向けた取組の推進。
■不正防止の徹底と利用しやすさとの調和
・金融機関における預貯金等管理に係る自主的な取組のための検討の促進等。
・取組の検討状況等を踏まえたより効率的な不正防止の在り方の検討。
■成年被後見人等への医療・介護等に係る意思決定が困難な人への支援等の検討
■成年被後見人等の権利制限の措置の見直し(4)