2018.07.10 政策研究
第22回 総合計画と行政評価
PDCAサイクルで説明されると、よく分かりますね。

基本的には、このサイクルがあることによって、常に改善されることになっていくんだ。

頭では理解できるのですが、実際には、毎年同じことをやっている事業も多いですよね。

厳しいご指摘だね……。確かに、前例踏襲で何ら改善されない事業もあるね。でも、例えば事業課が毎年同じような予算要求をしてくる場合は、企画や財政部門の職員が厳しく改善を求めていくこともあるんだ。

私たち議員も、そうした事業については、本会議や委員会で提案したり、課長に質問したりします。でも、なかなか改善されない事業もありますね。

そうだね。

叔父さんから見て、長年、改善されない事業は何だと思います?

具体的な事業……、えっ、何でそんなこと聞くの?

……いや、今度の議会の質問に使おうかと……。

駄目だよ、自分で考えなさい!

今回のおさらい
1 総合計画は、おおむね基本構想、基本計画、実施計画の三層となっている。
2 行政評価とは、行政活動を評価し、その成果を行政運営の改善につなげていくこと、また、それを制度化してシステム化すること。
3 自治体財政の1年間は、計画、行政評価、議会が相互に関係する。