2018.03.12 政策研究
第18回 自治体の資金運用と金利
江東区福祉推進担当部長 武田正孝
新人議員の新(あたらし)議員(だんご市議員1期目、30代・女性)の叔父に当たる前財(ぜんざい)課長(おわん市課長、50代・男性)は、おわん市でかつて財政課長を務めていました。新議員は前財課長に自治体の財政について、いろいろと質問をしています。
前財(ぜんざい)課長
おわん市入庁30年目。昨年度まで財政課課長を務めていた。50代半ばを迎え、後進の育成に熱心に取り組んでいる。
新(あたらし)議員
だんご市市議会議員。昨年の4月に地方選挙で議員になったばかり。民間企業での勤務を経て、議員を志した。まちづくりや教育に興味がある。年齢は33歳と、議会の中でも最若手。前財課長の姪(めい)っ子。
いやあ、先日、恐ろしい話を聞いたよ。

何ですか?

数年前のことらしいんだけど、うちの市を部長で退職した人がいてね。私も知っている人なんだけど……。その人が、退職金で株式投資をやったんだけど、何とウン百万円を、あっという間に損したらしいんだよ。

えっ! 前から、株をやっていたんですか?

いや、在職中は全くやっていなかったらしいよ。退職に伴って、証券会社の営業があったみたいだね。

慣れないことは、しないことですね。

本当だね。では、今日は自治体の資金運用と金利の話をしようか。

えっ? 自治体でも資金運用するんですか? ぜひお願いします!

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