2018.02.13 政策研究
そば打ちの腕を磨く町立高校生たち
元日本経済新聞論説委員 井上繁
北海道旭川市の北方に位置する幌加内(ほろかない)町には日本一が3つある。「そばの作付面積日本一」、「1978年2月17日に母子里(もしり)地区でマイナス41.2度を記録。気象庁の対象から外れているため、公式記録ではないが実質的に日本一の最低気温」、「ダム湖の朱鞠内(しゅまりない)湖の湛水面積(常時満水位にあるダム湖の面積)は、東京ディズニーランド・東京ディズニーシー23個分の2,373ヘクタールで、人造湖としては日本一の広さ」である。
そばの作付面積日本一は、1980年以降続いている。2015年産の作付面積は3,500ヘクタールで、全国の6.0%を占め、2位の北海道深川市(4.1%)を大きく離している。これは、全国一の作付面積を誇る北海道の作付面積の16.8%にあたる。夏の最盛期に町中のそば畑が白い花と独特の香りに包まれ、白とグリーンのじゅうたんに変わる同町には、「そば日本一の館」、「そば日本一の牙城」という2つの穀類乾燥調整施設や、雪を活用した利雪型低温倉庫「雪乃御殿」、加工施設の「そばの実工房」などもある。
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