2017.12.11 政策研究
第15回 決算②(決算と財政指標)
江東区福祉推進担当部長 武田正孝
新人議員の新(あたらし)議員(だんご市議員1期目、30代・女性)の叔父に当たる前財(ぜんざい)課長(おわん市課長、50代・男性)は、おわん市でかつて財政課長を務めていました。新議員は前財課長に自治体の財政について、いろいろと質問をしています。
前財(ぜんざい)課長
おわん市入庁30年目。昨年度まで財政課課長を務めていた。50代半ばを迎え、後進の育成に熱心に取り組んでいる。
新(あたらし)議員
だんご市市議会議員。昨年の4月に地方選挙で議員になったばかり。民間企業での勤務を経て、議員を志した。まちづくりや教育に興味がある。年齢は33歳と、議会の中でも最若手。前財課長の姪(めい)っ子。
今回は、決算から把握できる財政指標がテーマですね。

前回も話したとおり、決算は歳入・歳出の実績だから、そこから自治体の財政状況が分かるわけだね。

実績だから、ごまかせないですよね。

そうだね、数字は正直だからね。

でも、やっぱり難しそうですね。

そんなことはないんだ。今回も用語を覚えるというより、どんな考え方で決算の分析を行っているか、指標を算出しているかを理解しておけばいいんだ。

分かりやすく説明してくださいね。

では、始めよう。

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