2017.11.10 政策研究
【セミナーレポート】マニフェスト大賞2017
2017年11月1日、2日と、今年で12回目になるマニフェスト大賞プレゼン研修大会及び授賞式が開催され、『議員NAVI』編集部も取材に行ってきました。今回マニフェスト大賞優秀賞を授賞された方々は下記よりご覧いただけます。応募総数2,597件から選ばれたのは、38件の取り組みです。
◆第12回マニフェスト大賞優秀賞
http://www.local-manifesto.jp/manifestoaward/docs/2017100300013/
11月1日のプレゼン研修大会は、善政競争をひろげ、参加者の交流をはかるため、開催されました。当日は一団体制限時間3分という非常に短い中で、スピーチやパワーポイント、映像を駆使しした、受賞者ご本人による熱の入ったプレゼンテーションが繰り広げられました。
受賞者による熱の入ったプレゼンに、会場も熱気に包まれた
ゲスト・コメンテーターとして、北川正恭氏(マニフェスト大賞審査委員長、早稲田大学名誉教授)・江藤俊昭氏(マニフェスト大賞審査委員、山梨学院大学法学部教授)・千葉茂明氏(マニフェスト大賞審査委員、月刊『ガバナンス』編集長)・中尾修氏(東京財団研究員、早稲田大学マニフェスト研究所招聘研究員、元栗山町議会事務局長)が参加し、受賞者のプレゼンテーションや取組み自体につき、コメントがなされました。会場全体で、取組みの意義や今後の論点などについて確認することができました。
北川正恭氏からは、善政競争を続けていくことが大事であるとコメントがあった
当日は、電子投票の仕組みも導入され、会場全体の投票により決定されるプレゼンテーションに対する金賞~銅賞までの授与のほか、メディア各社による特別賞の授与もありました。『議員NAVI』からは、優秀シティズンシップ推進賞を受賞された有賀久雄氏(長野県松本工業高等学校 社会科教員)に特別賞をお贈りしました。有賀氏は長年松本市内において、模擬投票や模擬請願、そして実際の請願など、地道な主権者教育を実施されてきた方です。投票率向上や議員のなり手不足対策など、地方議会の抱える大きな課題に向き合うにあたって、不可欠な取組みであると思います。また、議会と住民をつなぐチャネルとして地方自治法が予定している請願制度につき、高校生に教授する点は、新しい自治の担い手養成という観点から非常に意義深いことであると考えました。
スマホやPCなどを通して投票できる、電子投票の仕組みでプレゼン受賞者が決まる
11月2日、第12回マニフェスト大賞授賞式を虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区)で開催され、グランプリ、最優秀賞、特別賞の発表がありました。授賞式では、7つの賞について、それぞれ最優秀賞を発表された後、最優秀賞受賞者によるプレゼンテーションが行われました。そして、プレゼンテーションを加味した最終審査が行われ、グランプリ1団体が決定しました。今年のグランプリは、寺島渉氏(長野県 飯綱町議会議長)でした。結果の詳細は下記マニフェスト大賞HPよりご確認いただけます。
◆第12回マニフェスト大賞グランプリを発表しました(マニフェスト大賞HP)
http://www.local-manifesto.jp/manifestoaward/docs/2017110100023/
11/10更新の『議員NAVI』では、グランプリを受賞された寺島さんに、いち早く行ったインタビューを掲載しています。併せてご覧ください!
◆シリーズこの人に聴きたい 第2回 寺島渉さん(前飯綱町議会議長)~議論できる人材育成が究極の議会改革~
(地方自治ジャーナリスト 相川俊英)
https://gnv-jg.d1-law.com/login/article/20171110/9986/