2017.05.12 政策研究
第8回 地方債の役割と種類
なるほど。自治体が建設する施設は次世代も使うから、次世代にも負担してもらう。それが、地方債の役割の1つなんですね。

そうだね。でも、これも住宅ローンで考えれば、2世代ローンと考えてもいいね。

安定した財政運営が必要なのは分かりますが、長期の地方債であれば、負担も大きいですよね。

そうだね、金利が高ければ、それだけ自治体にとっても負担だからね。

当たり前ですけど、家計にとっても、自治体にとっても借金は大変ということですね。

うちも住宅ローンの支払が終わるまでは、とても役所を辞められないよ……。

今回のおさらい
1 地方債の大きな役割としては、世代間の負担の公平と財政収支の年度間調整があるが、地方債の対象事業は限定されている。
2 地方債発行に当たっては原則として国などへの協議が必要となるが、届出制が適用になる場合もある。
3 地方債を借入先(貸し手)で分類すると、大きく公的資金と民間等資金に分類でき、発行形式で分類すると、証書借入と証券発行に分類できる。