2015.04.01 政策研究
【議会ニュース】「お試し居住」事業を実施=市町村が家、仕事用意―福岡県
福岡県は、県外居住者に1~3カ月間程度、県内で働きながら生活してもらう「ふくおかトライアルワーキングステイ(お試し居住)」事業を実施することにした。県外からの移住を促進し、地域活性化につなげるのが狙い。2014年度2月補正予算案に関連経費約1100万円を計上した。
県と市町村の共同事業で、県が体験プログラムなどを立案し、市町村が住居の確保と仕事の紹介などを担当する。県外から16組の家族(単身者も可)の参加を想定しており、インターネットなどを通じて全国公募する。
家賃は無料で、伝統工芸や農業など地域の特性に合った仕事を紹介する。参加者には、ブログなどを通じて体験談や福岡の魅力について情報発信してもらう。事業実施を希望する市町村などと準備を進め、10月をめどに事業を開始したい考えだ。
県はまた、「ふくおか移住・定住フェア」を来年1月ごろに首都圏(場所は未定)で開催する。広域地域振興課は「地域活性化に向け、今後は市町村が主体となって、こうしたお試し居住などの取り組みを進めていくことを期待したい」と話している。