経常収支比率が示す「財政の硬直性」
いよいよ令和8年度の決算審査が始まります。
ここでは個別の事務事業の内容、成果への評価だけでなく、自治体の財政運営全般についても安定性、持続可能性、健全性などの点から審査し、評価することになりますが、今回は自治体の財政の健全性を図る指標である「経常収支比率」にフォーカスしてみましょう。
この指標は、自治体が自由に使途を定めることができる一般財源のうち経常的なもの(毎年度確実に収入が見込めるもの)が、経常的支出(毎年度確実に支出が見込まれるもの)にどれだけ充当されているかを表すもので、財政の硬直性を表す指標として用いられています。
硬直性という言葉が分かりづらいのですが、この数値が100%を下回れば、例えば80%だった場合には、毎年見込める一般財源の収入を、人件費、扶助費、公債費といった義務的経費に充て、さらに毎年やらなければいけない事務事業に全部充てたとしても20%の余裕がある、という意味で、私たちはこの余裕分を新たな政策を推進するための投資や臨時的な経費への対応、将来に備えた基金の積み立てなどに充てています。
この余裕がなければ、必ず支払わなければいけない義務的経費や必ずやらなければならない事務事業に財源を食われ、新たな課題や臨時的な支出に対応できない窮屈な財政運営になってしまい、これを財政の「硬直性」が高まる、と表現しているのです。
つづきは、ログイン後に
『議員NAVI』は会員制サービスです。おためし記事の続きはログインしてご覧ください。記事やサイト内のすべてのサービスを利用するためには、会員登録(有料)が必要となります。くわしいご案内は、下記の"『議員NAVI』サービスの詳細を見る"をご覧ください。
