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2026.05.11 New! 政策研究

生活保護問題を考える──東京都足立区の事例

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東京都足立区議会議員 小椋修平

今、問い直される「最後のセーフティネット」

 近年の急激な物価高騰や長引くコロナ禍の余波を受け、生活保護の申請・受給世帯数は全国的に高止まり傾向にあります。2025年の全国の保護申請件数は25万6,438件で過去最多。同年12月までの被保護世帯数は約164万世帯(被保護人員約198万人)で、その内訳は、高齢者世帯が最も多く約89万世帯で55%を占め、障害者世帯約23万世帯、傷病者世帯約18万世帯、母子世帯約5万世帯となっています。
 足立区は人口約70万3,586人(2025年4月)に対して、被保護世帯数は1万8,602世帯(被保護人員2万3,025人)、保護率3.27%で全国平均の1.61%をはるかに上回り、被保護人員は都内で最多、保護率も最も高くなっています。
 生活保護は、日本国憲法25条が保障する「健康で文化的な最低限度の生活」を営むため、誰もが利用する可能性のある制度ですが、生活保護の捕捉率は約20%程度と、先進国の中でも圧倒的に低い水準にあり、現場では依然として申請をためらわせる「スティグマ(負のらく印)」や、家族に知られたくないという扶養照会の問題、自治体間の運用の格差などが、最後のセーフティネットを阻む壁となっています。

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小椋修平(東京都足立区議会議員)

この記事の著者

小椋修平(東京都足立区議会議員)

1974年5月4日生 三重県尾鷲市出身(51歳) 英知大学文学部卒業後、派遣社員や様々な非正規雇用を経験、藤田幸久衆議院議員秘書などを経て、2007年4月の足立区議選で初当選、現在5期目。 「すべての人に居場所と出番を」理念に掲げ、貧困問題や非正規雇用の改善が重点政策。 日本最大規模の政策コンテスト「マニフェスト大賞」で、2年連続、生活保護の改善で最優秀賞を受賞。 全国の超党派の貧困問題に取り組む「コロナ災害対策自治体議員の会」 共同代表を務める。 ■趣味:バンド活動(ギター・ベース)(区議会バンドで活動)、料理、ボクシング観戦

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