2024.09.25 New!
第19回 親のない子を養育したいときは
弁護士 瀬戸康宏
親のない子を養育したいときは。
親のない子を育てるには、養子縁組の制度があるが、養子にしないで養育するには里親として養育する方法がある。
もっとも、里親制度で受け入れる子は必ずしも親のない子であるとは限らない。里親制度は、様々な事情で家族と離れて暮らす子どもを、自分の家庭に迎え入れ、養育する制度である。
1 里親制度の目的
家庭は、児童の成長・発達にとって最も自然な環境であり、児童が家庭において心身ともに健やかに養育されるよう、その保護者を支援することが重要である。
一方、保護者により虐待が行われているなど、家庭で適切な養育を受けられない場合がある。このような場合に、子どもの権利を保障するために、家庭における養育環境と同様の養育環境において、継続的に養育されるための制度として、養子縁組や里親制度が存在する。子どもの成長過程では特定の信頼できる大人との間での愛着形成が重要であるが、里親による養育は、特定の大人との愛着形成を図ることが可能となる。
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