元所沢市議会議員 木田 弥
今回は、少し趣向を変えて、私も対応に苦慮しつつも、一方で議員としての力量を高めてくれた、モンスター住民への対応についてお伝えします。皆さんの中にもモンスター住民への対応に苦慮されている方がいるのではないでしょうか?
巧みに構築されたビジネスモデル
先日、第一法規から送られてきたメルマガのタイトルが「自治体へのハードクレームに適切に対処!」でした。そのメルマガでは、横山雅文『事例でわかる 自治体のための組織で取り組むハードクレーム対応』(2020年)や、続編と思われる同『事例でわかる 自治体のための組織で取り組む 続 ハードクレーム対応─新型コロナや災害対応等の事例と職員のメンタルヘルス防衛策編』(2022年)などの書籍が紹介されていました。
今回取り上げるモンスター住民は、単に窓口でクレームを騒ぎ立てるといった分かりやすいレベルではなくて、巧妙かつしたたかに、行政の弱みにつけ込んで行政に入り込み、ひいては、モンスター住民なしでは行政の一部の活動が作動できないように思わせて行政をコントロールするなど、一歩間違えると議員以上の政治力を有するに至る人たちです。議員を取り込んで、議員と連動して行政を責め立てるモンスター住民もいます。
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