一般社団法人ポリライオン代表理事 太田佳祐
社会の価値観が急激に変化する中で、これまでは問題にされていなかった言動が「ハラスメントだ」といわれるようになり、その変化に戸惑う方は少なくありません。特に地方議会は急激に多様化が進んでおり、これまでの慣習からの急激な変化に戸惑うベテラン議員と、民間とはあまりにもかけ離れた価値観で進行していることに戸惑う新人議員の間でギャップが生まれています。
ハラスメントとは、言葉や行動によって相手を不快にさせること、又はそのような環境をつくり出すことを指します。これには性的な内容だけでなく、仕事の進め方に関する過度の圧力や、個人の尊厳を傷つけるような行動など、多岐にわたる行為が含まれます。
変化のスピードがますます速くなる時代の中で、地方議員としてどのように「ハラスメント」と向き合っていけばよいのか、どう立ち振る舞えばよいのか戸惑う方も少なくありません。
以前とは異なり、地方議員もハラスメントに向き合うことを求められるようになりました。その理由は、公人として行政や地域住民の模範となり、ハラスメントのない地域や社会づくりに率先して取り組む必要があるからです。
そこで今回の連載では、実際の事例を基にハラスメントがどのように発生し、どんな対応が行われたのか。また、どのように予防・対処すべきかを紹介していきます。住民の代表者として、また行政の監視者としての立場から、ハラスメントのない社会を実現するための第一歩として、ぜひご覧ください。
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