元所沢市議会議員 木田 弥
今回は、執行部の核心的利益に直接手をかけたために、議会事務局OBの職員を中心とした執行部から激しい抵抗を受けた話です。
以前より私は事あるごとに、議員は職員から「嫌われても舐(な)められるな」とお伝えしています(江藤俊昭=新川達郎編著『自治体議員が知っておくべき政策財務の基礎知識』(第一法規、2022年)239頁)。
連載第5回「どうする議会事務局①」でもお伝えしたように、議会と執行部は制度的に二元対立の関係にあり、基本的に職員に「好かれて舐められない」ということはあり得ません。同書の該当箇所を引用します。
「議員は、本質的に、職員に好かれることは決してない。それは、人格の問題というより、法制度上、執行部と議会は対立する(機関対立主義、権力分立の基本)ようにできているからである」。そして、「議員としての本来の機能を果たせば果たすほど、職員からは嫌われるはずなのだ」。
つづきは、ログイン後に
『議員NAVI』は会員制サービスです。おためし記事の続きはログインしてご覧ください。記事やサイト内のすべてのサービスを利用するためには、会員登録(有料)が必要となります。くわしいご案内は、下記の"『議員NAVI』サービスの詳細を見る"をご覧ください。