むつ市のこと
青森県北東部、「まさかり」の形をした下北半島に位置するむつ市は、北に津軽海峡、西に平舘海峡、南は陸奥湾に囲まれた、本州最北端の自然豊かな市です。人口は約5万人、面積は約864平方キロメートル、青森県全体の約9%に当たり、県内最大を誇る広さとなっています。
当市の夏は短く、湿度が低いことから、比較的過ごしやすいとされてきましたが、令和5年には最高気温30度以上となった日が30日間記録されました。同年、当市がクーリングシェルターを初めて開設し、その3日後の8月10日には観測史上最高気温35.3度(1)の猛暑日が記録され、近年の全国的な気温上昇の例に漏れず、むつ市民の生活に影響を及ぼしています。
「クーリングシェルター」の開設へ
当市は気候変動適応法に基づき、令和5年度から「クーリングシェルター」の開設を始め、今年で3シーズン目となります。市民の皆様の熱中症予防対策の一つのツールとして活用いただけるよう、今年は昨年よりも10日早い、「環境の日」である6月5日から開始しました。人口の約34.3%(2)を占める当市の年配の方にも積極的に活用いただけるよう、市役所本庁舎はじめ市有施設14か所を“涼みどころ”として指定し、休憩スペースや交流スペースなどを開放しています。この「クーリングシェルター」にむつ市立図書館も参加し、図書館ならではの取組を実施しています。
むつ市立図書館のクーリングシェルターエリア(ラウンジスペース)