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2017.01.13 政策研究

第4回 歳入と地方税の内容を学ぼう

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江東区政策経営部企画課長 武田正孝

 新人議員の新(あたらし)議員(だんご市議員1期目、30代・女性)の叔父に当たる前財(ぜんざい)課長(おわん市課長、50代・男性)は、おわん市でかつて財政課長を務めていました。新議員は前財課長に自治体の財政について、いろいろと質問をしています。

前財(ぜんざい)課長
おわん市入庁30年目。昨年度まで財政課課長を務めていた。50代半ばを迎え、後進の育成に熱心に取り組んでいる。


新(あたらし)議員
だんご市市議会議員。昨年の4月に地方選挙で議員になったばかり。民間企業での勤務を経て、議員を志した。まちづくりや教育に興味がある。年齢は33歳と、議会の中でも最若手。前財課長の姪(めい)っ子。

今回のテーマは歳入です。家庭でも給料が大事なように、自治体にとっても収入源は貴重ですよね。

新議員

そうだね。ただ、自治体の歳入には多くの種類があるので、どんな性格を持った収入なのかを把握しておくことが必要なんだ。

前財課長

収入の性格ですか?

新議員

そう。例えば、自治体が国から補助金をもらうような場合は、「○○事業に使いなさい」というように、目的が決められているケースがほとんど。だから、その分の収入が増えて予算額が大きくなったとしても、決して自治体が豊かになったことにはならないわけだ。

前財課長

なるほど、単に予算額が増えた、減っただけでは分からないんですね。

新議員

それに、歳入の最も根幹となる地方税の収入も、実はそれほど額も比率も多くないことを知っておくことも、自治体の財政構造を理解する上では、必要だね。

前財課長

自治体を運営するというのも、なかなか大変なんですね。

新議員

それでは、歳入の分類から整理していこうか。

前財課長

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