2015.05.01 政策研究
【議会ニュース】区役所に広告付き傘袋装着器=北九州市小倉北区役所
北九州市小倉北区役所は、企業広告を活用して、傘袋自動装着器3台を設置した。広告掲出料によって自主財源を確保するとともに、雨の日に来庁する市民の利便性を高めるのが狙い。
装着器は3カ所ある玄関に1台ずつ設置。すぐそばに企業広告が映し出される電子看板を立てることで、市は広告料収入を得る仕組みだ。装着器とポリエチレン製の傘袋の補充費用も企業側が負担する。
設置期間は取りあえず2~3月の2カ月間でスタートしたが、最長で2020年3月末まで5年間の更新が可能としている。その場合に得る広告料収入は計約70万円と見込んでいる。装着器とその維持に掛かる費用計約130万円や、故障した際の修理費用も企業側負担となる。
区役所総務企画課の担当者は「市の金銭的な負担は一切なく、収入も得た上で市民から要望があった装着器を設置することができた」と話している。