2019.12.25 議会運営
第68回 再議について
明治大学政治経済学部講師/株式会社地方議会総合研究所代表取締役 廣瀬和彦
再議について
A市議会において議員提出条例案として「日本酒で乾杯条例」案が議長に提出された議会で、出席議員の過半数以上の賛成により可決した。しかし、長は当該団体内には日本酒だけでなくその他のお酒を製造する企業も存在することから、日本酒だけを対象とする乾杯条例を施行するのはいかがなものであるかと考え、当該議会の議決に異議ありとして地方自治法(以下「法」という)176条1項に基づき再議に付した。当該再議を受けて議会で審議の結果、先の議決のとおり諮ったら出席議員の3分の2の多数を得ることができなかった。この場合、当該議員提出条例案はこの後どのように審議することとなるのか。
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