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2015.03.02 政策研究

【議会ニュース】飲酒運転撲滅条例を改正=摘発1回で依存症受診―福岡県議会

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 福岡県議会はこのほど、飲酒運転で摘発された1回目の時点でアルコール依存症受診を義務付けることなどを柱とする罰則付きの「福岡県飲酒運転撲滅運動の推進に関する条例」改正案を可決した。飲酒行動の問題に早期に気付いてもらい、撲滅に向けた実効性を高めるのが狙いで、周知期間を置いて9月から全面施行する。自民党をはじめ主要4会派が議員提案した。

 現在の条例では、5年以内に2回摘発された人にアルコール依存症受診を義務付けている。受診しない場合は5万円以下の過料が科せられる。依存症と診断されれば治療を、依存症でない場合でも飲酒行動是正プログラムへの参加を義務付けている。

 改正案は、摘発1回目の時点でアルコール依存症に関する診察か飲酒行動に関する指導への受講を義務付け、2回摘発された人には知事が指定医療機関などでの受診を命じるとしている。

 同条例は、議員提案で制定された全国初の罰則付きで、2012年9月に全面施行された。施行後、昨年12月末までの間に2回摘発されて受診を義務付けられたのは30人で、このうち実際に受診したのは15人にとどまった。

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