2018.05.10 政策研究
第20回 景気と税制改正
江東区福祉推進担当部長 武田正孝
新人議員の新(あたらし)議員(だんご市議員1期目、30代・女性)の叔父に当たる前財(ぜんざい)課長(おわん市課長、50代・男性)は、おわん市でかつて財政課長を務めていました。新議員は前財課長に自治体の財政について、いろいろと質問をしています。
前財(ぜんざい)課長
おわん市入庁30年目。昨年度まで財政課課長を務めていた。50代半ばを迎え、後進の育成に熱心に取り組んでいる。
新(あたらし)議員
だんご市市議会議員。昨年の4月に地方選挙で議員になったばかり。民間企業での勤務を経て、議員を志した。まちづくりや教育に興味がある。年齢は33歳と、議会の中でも最若手。前財課長の姪(めい)っ子。
先日、テレビを見ていて、びっくりしたんですよ。世界の富裕層62人の総資産は、下位層36億人の総資産と同じなんですって。

そうなの?

そのテレビでは、格差が広がっていることも伝えていましたね。

まあ、確かにそうした報道はされているね。

私も、商売をされている市民の方に話を聞くのですが、やはり依然として景気が良くないって、よく言いますね。

まあ、全員が景気の良さを実感する、というレベルまではいっていないね。

でも、そもそも景気ってどういうことなんですかね。気持ちの問題っていう感じもしますけれど……。景気が良ければ、自治体の税収も増えますよね。

そうだね。では、今回はその景気と、自治体に影響の大きい税制改正について取り上げてみようか。

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