我が国においては、高度経済成長期に大量の公共施設等が建設されており、今後、それらの公共施設等が一斉に更新時期を迎えることが見込まれます。 自治体は、住民の生活に密着したインフラや公共施設を数多く整備・管理しており、その老朽化対策は極めて重要な課題となります。
また、道路や上下水道、ダム、橋など、生活を支えるインフラが老朽化し、人命に関わる事故やライフラインの寸断といった深刻な問題を引き起こすことが重大な社会課題となってきています。
本特集では、多くの自治体で対応を迫られている公共施設・インフラの「老朽化」に関する諸問題を「上下水道」「交通」「建物（ハコモノ）」という各分野に整理することで、自身の自治体はどういう状況にあるのか、自治体においてどのような取組がなされているか、再認識していきます。