自治体の議会改革の進展にともない、議会の役割や議会の活動について、外に広く情報発信していくことの重要性が以前に比して指摘されるようになっています。多くの議会が、会期ごとに議会報を作成し住民へ配布したり、ウェブサイトを更新したりと、様々な広報的取組みをしています。
　今回の特集では、そんな議会広報について、「伝える」「伝わる」という観点から、改めて取り上げたいと思います。議会広報は何のために行う必要があるのか、どんな観点に注意して広報をすべきなのかということを確認したうえで、広報誌やＳＮＳ、他様々なメディアを駆使して広報活動をしている事例をご紹介します。
　広報の大事さにはもはや疑いは持たないけれど、既存の議会広報でよいのか、中々自信の持てないという方々に向けて、伝える・伝わる議会広報のために何から始めればよいのか、議会内で実践に移していくきっかけとなればと思います。