今春実施された統一地方選挙において、「無投票」「定員割れ」などの報道が目立ちました。自治体議会の担い手の“なり手不足”は喫緊の課題です。その原因の一つは従来の選挙運動の形、つまり出馬するために「地盤」「看板」「かばん」の三バンが必須であるからではないでしょうか。そのような状況で、従来の枠組みにとらわれない選挙運動が注目を集めております。「三バン」を持たずとも、選挙を乗り越えていく事例を提示できれば、なり手不足の解消や、女性議員の増加にも繋がるのではないかと考え、この特集を企画しました。本特集では、現役の議会議員や、支援団体など、様々な視点から事例を紹介していきます。現役議員だけでなく、これから議員を目指そうとしている方へも、助けになればと思います。