地方議会の活動をどう評価するべきなのか――議会の評価方法構築が今注目されています。これまでの地方議会では、議会改革の進展に伴い、議会基本条例の制定、また同条例の見直し、そして4年ごとの選挙などが、事実上の議会活動の評価となっていたと言えます。しかし必ずしもそれは体系・理論立てて行われてきたとは言えない状況です。議会の活動を住民福祉の向上につなげ、議会改革の方向性をより明確にするために、その目標に至るまでの工程をより重視し、評価することが肝要です。
本特集では「これからの時代の議会評価」と題し、地方議会改革の一端を担うべき議会評価を改めて捉えなおします。特集を通じて、理論に基づく議会の評価方法とは何か、評価体制の構築に必要なものは何か、先進的な実践はどこまで進んでいるのか、など「議会評価」について捉えなおします。