議員活動ですぐに使える入力例（プロンプト集）

　実際に、議員活動の現場ではどのような入力の仕方（プロンプト）が役立つのでしょうか。ここでは、議会質問の準備や住民対応、広報活動や学習など、日常業務でよく直面する場面を想定しながら、すぐに試せる具体的な入力例を紹介していきます。
　これらは特別な知識がなくても、そのままコピーして使える形になっています。まずは一つ二つ試してみて、自分の活動にどのように応用できるかを実感してみてください。慣れてくれば、言い回しを少し変えるだけで自分流の活用方法が広がっていくはずです。
 
　この表で紹介した入力例は、あくまで「入り口」です。実際に使ってみると、「もっと短く」、「もう少し詳しく」、「小学生でも分かるように」と追加でお願いしたくなるはずです。そのときこそがChatGPTの真価を発揮する場面です。やりとりを重ねるほど、答えは自分の意図に近づきます。
　また、AIに「役割を与えること」もできます。例えば、「庁舎建替え反対派の立場から、この政策を批判するなら、どの点を批判するか教えてください」、「執行部の立場であれば、どう答弁するかを教えてください」など、どのような立場で答えてほしいかを明記すると、その立場になりきって返答してくれます。
　このように便利な存在ではありますが、AIを「万能の答え製造機」と思わず、「状況に応じて会話を重ねながら助けてもらうパートナー」と捉えることが重要です。少しずつ慣れていくことで、議会質問も住民対応も広報も、今よりずっとスムーズに進むようになるでしょう。