2025.07.10 コンプライアンス
第14回 女性職員へのハラスメント行為による議員辞職
一般社団法人ポリライオン代表理事 太田佳祐
ハラスメントに関する話題は、行政・民間問わず大きな問題です。一方で、価値観の変化による「事象の受け止め方」に世代で大きな乖離(かいり)があるのも事実です。
一方は「これくらい大丈夫」と考えていても、もう一方から見たら「絶対に嫌だ」と捉えられることも珍しくありません。それぞれの世代が抱える「アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)」が強くなればなるほど、大きな衝突を起こします。特に、ハラスメントにつながる問題の大多数が「これくらいは大丈夫」という考えから発生することを、改めて認識する必要があります。
今回紹介するのは、市役所に勤務する20代の女性職員に対するセクシュアル・ハラスメント行為による議員辞職のケースです。本事案は、年代や価値観によって受け止め方が異なるため、「ハラスメントの境界線」がどこにあるのかという点で重要なケースといえるでしょう。本事案の経緯と結果、そして問題点について解説していきます。
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