2025.07.10 医療・福祉
第8回 縦割り行政の解消で効率的な「地域づくり」を
他のセクションによる「地域づくり」
一方で、この「地域づくり」事業は、私ども介護保険フィールドのプレイヤーのみが行っているものではありません。
例えば、文部科学省は生涯学習や社会教育の観点から、「人づくり」や「地域づくり」を進めており、これらは多くの自治体も講座開設などを行っています。
出典:文部科学省(https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo2/siryou/attach/1409562.htm)
また、環境省は環境といった観点から「地域づくり・人づくり」を進めていますし、総務省や国土交通省などでも「地域づくり」に関する施策を打ち出しています。そして、それらのいくつかの背景には、少子高齢化や人口減少社会があることも共通しています。
当然、こうした国の方向性を受けて、各自治体では、様々なセクションで、様々な「地域づくり」を冠する事業が行われています。
試しに、私が住む東京・中野区のホームページ内で「地域づくり」で検索すると、次のセクションが「地域づくり」関連事業をしていることが分かります。
◦「地域での支えあい活動」(地域支えあい推進部・地域活動推進課)
◦「子どもの育ちを支える地域づくりについて」(育成活動推進課)
◦「地域包括ケアシステム」関連資料(地域包括ケア推進課)