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2025.06.10 New! コンプライアンス

第13回 女性議員による本会議でのセクハラ被害告白

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A県B市の本会議でのセクシュアル・ハラスメント被害の告白

 今回は、A県B市議会のC議員が本会議で同僚議員からセクシュアル・ハラスメント(以下「セクハラ」という)被害を訴えた事例です。被害の表明は、B市議会の3月定例会において上程されていた「ハラスメント防止条例」の採決の場で行われました。C議員は「ハラスメント防止条例」の採決に向けた賛成討論に登壇し、発言の中で自らのハラスメント被害を告白しました。

<本事案の概要>

 A県B市議会のC議員は、2019年の初当選後、同僚議員から複数回のセクハラ被害に遭っていました。被害を議会事務局に訴えたものの、事務局はハラスメントの事実を公表しないように勧め、C議員は「屈する」形で公表することを諦めました。また、別の常任委員会の視察後の夕食時に、酩酊(めいてい)した同僚議員を介抱していたところ、手をなめられるという事案が発生。その場に居合わせた女性の同僚議員から「そのうち慣れる」と諭され、議会事務局に相談しても「C議員のお名前にも傷がつくこととなりますので何とぞ」と、事実を公表しないように説き伏せられました。これらの経験を踏まえ、C議員はB市の「ハラスメント防止条例」の採決に当たって賛成討論に登壇。議会内における自身のハラスメント被害を訴えたことで事案が表面化しました。

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