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2025.01.14 ICT活用・DX

第1回 重要度が高まる地方議会を機能させるには

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議会事務局の機能見直しと議会DXの推進

 まず、議会DXを進める際、これまでと同じ業務をデジタルに置き換えるだけではいけません。そのためには、現状の議会事務局の業務を改めて把握する必要があります。デジタル化に合わせて業務の⾒直しができれば、議会DXを推進することができます。
 ⼀般的な例となりますが、デジタル技術を活⽤することで、業務の効率化と情報共有の迅速化を図ることができます。例えば、オンライン会議システムやクラウドベースの⽂書管理システムを導⼊することで、議員や事務局員が場所を問わずに必要な情報にアクセスできるようになります。また、AIを活⽤したデータ分析ツールを導⼊することで、膨⼤なデータから有益な情報を抽出し、政策⽴案に役⽴てることができます。
 事務局への増員ができない状況だからこそ、議会DXを⾏い、それによって浮いた事務局員の時間を、議員の政策⽴案や調査活動のサポートに充てることができます。これにより、地⽅議会全体の機能を強化し、住⺠の多様なニーズに迅速かつ的確に応えることができるようになります。デジタル技術の活⽤は、限られたリソースを最⼤限に活⽤するための重要な⼿段です。
 議会事務局の機能⾒直しと議会DXの推進により、地⽅議会はより強⼒なガバナンス体制を築くことができます。これにより、住⺠の代表としての役割を果たし、地域の課題に対する効果的な解決策を提供することが可能になります。

地方議会の機能強化の重要性

 最後に、現代の地⽅⾃治体は、⼈⼝減少や少⼦⾼齢化など多様化する課題に直⾯しています。議会としても、限られたリソースの中で住⺠ニーズに応えるためには、議会事務局の機能⾒直しと議会DXの推進が求められます。議会事務局の業務を効率化し、デジタル技術を活⽤することで、議員の政策⽴案や調査活動をサポートし、議会全体の機能を強化することが可能です。これにより、地⽅議会は住⺠の代表としての役割を果たし、地域の課題に効果的に対応する⼒を強化できます。地⽅議会の機能強化は、住⺠の期待に応えるための重要なステップです。

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