2021.05.12 議会コミュニケーションに関するアンケート調査
議会コミュニケーションに関するアンケート調査【前編】
4 アンケート調査結果
今回のアンケートでは、議会報告会、議員間討議、全員協議会、政策立案、反問権の五つの取組みについて調査を行ったが、ここでは紙幅の関係上、(1)議会報告会、(2)政策立案、(3)反問権の三つを中心に紹介する。
(1)議会報告会
(問1) 貴議会では議会報告会等(区民と議会の対話等)を開催していますか? また、開催している場合の会の名称を教えてください。
〈議会報告会等の開催状況〉
図1 議会報告会等の開催状況(N=86)
・回答した86議会の約3分の2の55議会(64%)が開催していて、現在開催していない31議会のうち、5議会は過去に開催経験があり、2議会はこれから開催する予定にある。
〈議会報告会等の名称〉
・名称は工夫され様々であったが、名称によって議会報告会と意見交換会のどちらかに分類した。議会報告会が半数以上の30議会(54%)であった。また、議会報告会と意見交換会の両建ても少なくなかった。
(問2) 議会報告会(区民と議会の対話等)の開催頻度はどれくらいでしょうか?
〈年間開催数〉
※複数会場の場合:会場数×回数で換算
図3 議会報告会等の年間開催数(N=55)
・開催頻度については、年に3~4回が半数以上の32議会(58%)で最も多く、複数年に1回3議会(5%)から年に8回以上3議会(5%)まで幅広くあった。
・一般住民向け以外に、高校生や大学生、又は業界団体を対象に行っている議会もあり、実施形式や内容にも工夫が見られる。