2019.05.13 カテゴリー
第11回 大規模議会の市民との関係性を考える~旭川市議会を訪ねて~
大規模議会の可能性と限界?
道内でも、栗山町、福島町、芽室町、浦幌町、登別市などの小規模自治体議会の改革が有名ですが、旭川市議会のような大規模議会でも、改善の余地があるものの着実に議会改革が進められ、市民の目にも見える活動となっており、進化の可能性が感じられます。このように見ていくと、議会の政策活動は、市民抜きでの展開はありえません。議会運営改革も重要ですが、市民との向き合い方がより重要で、たゆまぬ努力が必要です。
中核市を超える政令指定都市議会における市民との関係性については、区常任委員会を設置して、行政区単位(人口規模だと中核市・特例市並み)の議会活動に踏み出すべきです。「大きいことはいいことだ」ではなく、大規模議会といえども、より小規模な領域(行政区)での議会活動が必要になってくるのです。
(『自治体法務NAVI』「とっても身近な自治体法務シリーズ」2019.3.15号より転載)