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2019.03.11 カテゴリー

第9回 議員、議会事務局、町民の間で、議会の現状について理解を深める~浦幌町議会を訪ねて~

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(1)第1次活性化
 議会改革の検討55項目(「議会の監視機能の強化」3項目、「調査、政策立案」7項目、「議会運営のあり方」20項目、「町民に開かれた議会、町民参加の議会」15項目、「その他議会の活性化」10項目)を定めています。前半の2年で協議・検討を進め、後半の2年で決定したことを実行します。55項目については、平成24年9月、第1次答申で方向性を示し、処理結果を平成25年4月施行の議会基本条例に規定しています。「議会モニター」などが規定されました。
 議会基本条例の制定に当たっては、55項目を体系化して条例に落とし込み、議会の活性化策を条例の柱としています。その上で制定時にさらに検討を加えて総合的な条例としています。また、会議規則等の改正にもつなげています。その結果、先進自治体議会の基本条例に匹敵する内容となりました。平成26年3月には、議員定数・報酬について最終答申を行い、議員報酬については、調査研究を重ねた結果、引き上げることとし実現につなげています(定数は、13人から11人に削減)。
(2)第2次活性化
第1次活性化の継続・充実を想定し、議会改革の検討24項目(「監視・評価機能の強化」1項目、「調査、研修、政策立案機能の充実」7項目、「議会組織、議会運営のあり方」12項目、「町民に身近な・開かれた・町民参加の議会」4項目。なお、「地方議会の役割(議員定数・議員報酬)」は、議員のなり手不足への取組みとして、問題・課題11項目を設定)を定めています。
議員定数については、11人に削減したにもかかわらず、平成27年4月の任期開始から1人欠員の状態であるため、「議員のなり手不足」の問題を最重要視しています。また、議会の活性化についても、前半2年で協議・検討を行い、後半2年で決定内容を実行しています。
議会の活性化は平成29年3月、最終報告を行い、主なものとして「浦幌町議会政策形成(監視機能・政策提案)マネジメントサイクル」による理論的かつ体系的な議会運営のほか、「議会活動年間計画サイクル」、「議会監視機能活性化サイクル」をまとめています。平成30年4月施行の改正議会基本条例では、「まちなかカフェDE議会」や「まちなかおじゃまDE議会」、「議会モニターによる外部評価」などが規定されました。

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