2015.10.26 視察
第5回 視察についての、ちっちゃな疑問
会派視察の幹事役を任されたけど、どうすればいい?

事務局職員が随行する委員会視察とは違い、会派視察では新人議員が幹事役を任されてそれらを行うのが一般的です。主な仕事は視察先の選定、電車・宿・店などの予約や支払い、写真撮影や報告書の作成などで、議会によっては、これらの仕事の一部を事務局が行うこともあります。
幹事役として注意が必要なのは支払いです。領収書をもらっていないとか捨ててしまったとかは論外ですし、宛名や金額が間違っていると政務活動費からの支出ができなくなります。公開される支出関係の書類などは、誤りや不自然さがあると大きな問題に発展しかねません。
そのほか、視察先への手土産は、メロンなど切り分けねばならないものより個別包装のものの方が受け取った側が関係者に配りやすいといった細かい配慮もあります。
ここには書ききれない様々なノウハウを事務局が教えてくれるので、気軽に相談してみましょう。
いかがでしたか? 視察先の選定や現地での質問の仕方などについては、本サイトで別に連載中の「牧瀬稔のらくらく視察力アップ講座」で解説がされていますので、そちらもご覧ください。次回は、自治体議員の晴れ舞台「一般質問」について取り上げます。