伊万里市議会議員 盛 泰子
はじめに
私がこのタイトルで文章を書くのは、実は少々場違いな気もする。所属する議会はお世辞にも「政策が進む議会」といえるほどの状況にはなく、ましてや「政策を通す議員」と豪語する自信もない。
ただ長年、議会事務局研究会で事務局職員の方々とご一緒する中で、個別の議会だけでの活動では知り得なかったような事例に出合い、考えさせられたことをもとに、事務局との上手な関わり方について問題提起できればと思う。
議員にとって「事務局職員」とは
まずは私自身の経験からお話ししたい。選挙には必ず行っていたが必ずしも政治への関心が高かったわけではなく、さらには親戚も同級生も皆無で夫しか知り合いのいない土地で無名の主婦であった私が、図書館づくりの市民運動の過程で降って湧いた市議会議員補欠選挙に立候補し、仲間のチカラで当選。30人の定数のうち22人が入れ替わるという稀有(けう)な状況で「市議会」へ足を踏み入れた。
訳が分からないうちに正副議長が決まり、11月(第3回定例会)と12月に連続して定例会が開かれて次々と日程がこなされる混沌(こんとん)とした状況の中にあり、議会事務局の位置付けも全く理解しないままのスタートだった。たまたま事務局職員の中に、かつて市民活動の折にお世話になった方がいたこともあり、「この人たちは市役所の職員さんなのだ」と頭にインプットされ、例えば一般質問の内容を事務局職員に話してしまうと手の内をさらすことになると「誤解」し、最小限の会話しかしなかった記憶がある。
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