■基本法務編(平成30年9月30日第8回検定出題問題)
問 抵当権に関する次の記述のうち、妥当なものを1つ選びなさい。
① 一物一権主義から、一つの不動産には一つの抵当権しか設定することができない。
② 抵当権が設定されると、抵当権設定者は不動産を使用収益することができない。
③ 土地とその上に存在する建物が同一所有者に属する場合、その土地に抵当権が設定されたとき、抵当権の効力は建物には及ばない。
④ 抵当権は、その担保する債権について不履行があったとしても、その後に生じた抵当不動産の賃料にはその効力が及ばない。
■政策法務編(平成30年9月30日第9回検定出題問題)
問 裁量基準に関する次の記述のうち、妥当でないものを1 つ選びなさい。
① 裁量基準が設定されている場合には、まず裁量基準を踏まえた処分権限行使が基本とされ、裁量基準に準拠している場合には、その内容的な合理性の有無にかかわらず、処分の合理性を直ちに根拠付けることができる。
② 特別な事情がある事案において裁量基準を機械的に当てはめることが妥当性を欠くおそれがある場合には、処分内容の具体的な妥当性を追求するために、裁量基準によらない決定をすることに合理性が認められることもあり得る。
③ 裁量基準が長らく見直されておらず適正確保原則に照らして内容の妥当性に疑義がある場合には、処分内容の具体的な妥当性を追求するために、裁量基準によらない決定をすることに合理性が認められることもあり得る。
④ 裁量基準によらない決定にあっては、その事案において裁量基準によらないことが必要かつ妥当であること等を、裁量権者が積極的に説明するなどして、住民らの納得を得るものとしなければならない。
⇒答えは次ページ
○自治体法務検定の概要 自治体法務検定委員会委員長 塩野宏東京大学名誉教授 主催:自治体法務検定委員会(一般財団法人 日本通信教育学園) 共催:株式会社 時事通信社 後援:総務省及び全国知事会など地方6団体 ウェブサイト:http://www.jichi-ken.com/ |
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