2025.07.10 医療・福祉
第8回 縦割り行政の解消で効率的な「地域づくり」を
主任介護支援専門員、介護福祉士、社会福祉学(修士修了)
/地域包括支援センター管理者(杉並区) 本間清文
地域包括ケアシステムと地域づくり
私が仕事の主戦場としている介護保険において、以前より「地域づくり」というワードが、幾度となく用いられます。
それは、主に少子高齢社会や人口減少社会を迎えるに当たり、これまでのような専門家によるフォーマルなサービス供給が容易ではなくなることを背景に、「自助」、「互助」の必要性とひも付けて語られることが多いです。
特に介護予防などの観点からは、これまで一方的に「支えられる側」であった老人が、時には「支える側」や「担い手」になることの重要性や、地域に居場所や役割がないことが、健康上かえってよくないといった論理展開がなされ、地域に住民主体の居場所や通いの場を創設することの重要性が語られてきました。
それらを称して「地域づくり」という言葉がよく用いられます。
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